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【永い後日談のネクロニカ】タナトス 独断と偏見のスキルレビュー

永い後日談のネクロニカ
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おはこんにちばんは。悶絶屍少女専属ネクロマンサーの平方野雪と申します。

この記事はTRPG「永い後日談のネクロニカ」のプレイヤーキャラクター、
「ドール」の構築考察記事となります。

ネクロニカって何?という方はこちらをご一読下さい。

【TRPG紹介】永い後日談のネクロニカってどんなルール?システムレビュー
結論から言うとネクロニカは、終末戦争の結果人類が死滅した世界で 目覚めてしまったアンデッド少女となり、人の心を保ち続けるホラーバトルTRPGです。 ・判定は10面ダイスで行い、3つのパートに分かれるシーン制 ・アンデッドの体に少女の心という、他じゃ類を見ないPC ・少女同士で合法的にイチャイチャできる、未練システム ・まるでロボットアクションのような、パーツ=体力のバトル

ドールの戦闘スタイルを表す7つのクラスの内の1つ、
タナトスのスキルについて、平方NCの独断と偏見でレビューする記事です。

ガチ考察ではなく、読み物としての内容重視なレビューなので
良くも悪くも笑い飛ばして頂けると幸いです。

あなたの感性が、あなたのドールにとって一番大事なたからもの です。
この記事の内容は、あくまでも参考までにしてください。

ルルブ+サプリ知識がある前提なので、手元にご用意しながらお読み下さいね。

 

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用語解説

クラス
 ドールには戦闘スタイルを表すメインとサブの2種類のクラスがあり、
 メインだと2つ、サブだと1つクラススキルを選べる。同じスキルは習得できない。

ポジション
 ドールは仲間内での精神的立ち位置を表すポジションを1つ選ぶ。
 ポジションスキルは1つだけ習得できる。

スキル
 ドールが持つ特殊能力。パーツと違い損傷しない為、使用不可にならない。
 ポジションスキルは精神的な、クラススキルは身体的な機能、といったイメージ

特化スキル
 メインとサブのクラスを同じにした場合のみ、習得できるスキル。
 強力だが癖が強いものが多い。

パーツ
 ドールを構成する部品。ダメージを受けたり、マニューバの効果などで壊れる。
 誰しもが持つ基本パーツと、クラスによって習得できる強化パーツの二種類がある。

マニューバ
 スキルとパーツの総称。ネクロニカではあまり差がないのでこう呼ばれる時もある。
 この記事では両方を指す場合にのみ解説で使用する。
 
強化値
 メインとサブクラスの合計値の分だけ、強化パーツを取得出来る。
 武装、変異、改造の3種類があり、ドールに力と悪意を与えてくれる。

追加スキル、追加パーツ
 ネクロニカサプリメント「歪曲の舞踏」を導入すると追加されるスキルとパーツ。
 ドールに力と選択肢、それとNCの歪んだ愛を与えてくるはずだ。

 

クラス『タナトス』

(ルールブック P73)
(追加スキル 歪曲の舞踏 P40)

強化値:武装1 + 改造1

近接アタッカークラス。白兵攻撃で活躍したかったらコレ。
人気クラス……と見せかけて、一部を除きクセの強いスキルが多く、
さらに強化値がややネック。武装2だったらどれほど…
とはいえ、だからこそタナトス一択にならないのかもしれない

ルルブのタナトスちゃんはでっかい斧持ってるね、それよりこっちのほうがいいよ。
効果がいっぱい付いててすごいよ。これね、空飛ぶギロチントライピオって言うんだけど

 

・特化スキル「無限解体」

ロマンスキル、またの名を有限盆踊り

名前は最強にかっこいいが、前提条件が最強にかっ厳しい。
攻撃手段をいくつも取得してなければならないし、
使用後は当然コスト消費しまくり後なので、なすがままのサンドバックと化す。
おまけに特化スキルときたもんだ。他クラスのカバーや融通がきかない!

例によってエラッタが当たっており、内容が大きく変わっている。
かなり違うので、公式の暫定処理を下記に引用する。

●P73、タナトスの特化スキル【無限解体】の効果
自身がダメージを与えた際のみ使用可。次カウントまで、所有する攻撃マニューバは全て同対象に使う限りタイミングが「ダメージ」となる。

 ↓
自身がダメージを与えた対象にのみ使用可。現行動値が0以下でない限り、あなたは次カウントまでダメージを与えたもの以外の使用可能な攻撃マニューバを最大1回ずつ、同じ攻撃対象にそれぞれ本来のタイミングで使用してよい(現行動値とカウントの差は無視する)。

出典:ひきがねコートとゾンビクイーンの製品版FAQその6

なんだか小難しい事が書いてあるが、要は
「行動値を前借りして、手持ち武器で一斉攻撃を仕掛ける」というスキル。

姉妹の手厚いサポートと自身の火力、高い強化値がなければ
手駒による、反撃の完全解体の後日談が待ち受けてる。

というのも、攻撃マニューバを積みまくらないと「無限解体」による手数が減るし、
かと言って積みまくった所で、今度は行動値が0になった瞬間、
そのターンは何もできなくなる。基本ルルブP104<行動>参照

なので、一見コストが踏み倒せそうな
オートマトンの「煉獄の檻」とシナジーも存在しない。

まぁそういった、コストとパーツが難点な側面、実用性はある程度無視して
ビジュアル方面で使おうとしても、それもまた厳しい。これ特化スキルなのですよ……
射撃で全弾発射ァ!肉弾でゾンビ百裂拳!がやりたいけど「タナタナ」になる訳で……
できなくもないけどほら、命中スキルのシナジー考えちゃうと……もう……

ただし、「無限解体」の攻撃はすべて同一カウントであるという性質上、
同じタナトススキルの「殺劇」習得して、
キャンペーンで深く愛されたドールから放たれるこれは
まさに無限解体の名にふさわしい惨劇となるだろう インフィニット・バラバラァーッ!

はずなので誰かやって

 

・「死神」

安定の命中アップ。白兵攻撃は威力高めなので確実に当てていきたい。
タナトスを取得する理由の1つ。たかが1割されど1割。

ただし白兵しかアップしないので、武装や改造で取れる他の攻撃属性がやや勿体ないか。
とはいえ、3レベル改造には強力な「パイルバンカー」があるぞ!

えっ……改造の攻撃は「ドリル」「ライトセーバー」もいるって……?
武装に「スコップ」「単分子繊維」さんがいるので……ハイ……どうも……

 

・「災禍」

必殺の全体攻撃化。強力な白兵攻撃があれば、レギオン瞬殺となる強力なスキル。
だが、コスト2とやや重いのと、白兵限定なのが難点。

そして全体攻撃は、自分以外の姉妹を巻き込む危険性がある。
転倒も、切断も、爆発も、全部全部効果が乗るので、取り扱い注意。

しかし、あのベイブレードトライピオと名高い空飛ぶギロチン
文字通りジェノサイドギロチンと化す、最強のギロチンスキルでもあるギロ
全国100万人のギロチン使いは、要チェックチン!(語尾)

 

・「殺劇」

シン・問題児。ステーシーの庇うと同レベルの問題児で、そして超強力な火力スキル
問題児に限って強い。こいつはタイミングが問題。

ウチの環境では、同じカウントで他の姉妹が殴って処理が終わった後、
発動するようにしてるけど、あってんのかなこの処理。
読んだまんまだと思うけど……エラッタはよ!

命中どころか火力まで上がる上に、白兵大好きタナトスには珍しく、
なんと、全ての攻撃マニューバに対応しているのでとても強い

その効果ゆえに、低コストの射撃マニューバの方がタイミングや射程的にやりやすい。
大型拳じy 「狙撃ライフル」の出番だな!

もちろん他の攻撃でも構わないけど……「単分子繊維」
「火炎放射器」? やりすぎだ貴様!!

なお、最強の必殺スキルと名高いあの
インフィニットバラバラこと(?)無限解体に、効果が乗る

 

・「刹那」

メリットもデメリットも内包しているスキル。
他者からのラピッド、ジャッジを受けなくなる
支援系姉妹がいる場合は、取得するか否か考えた方がいいかもしれない。せつないね。

しかし、強力な妨害はレンジ0の事が多いので、
前線に出ることが多いタナトスには、メリットの方が上回るか。

似たようなマニューバとして、3レベル変異に「やせぎす」
サイケデリックスキルに「虚空の玉座」がある。どれも一長一短。

支援を受けれる分、同じ妨害対策としては「やせぎす」の方が便利。
「虚空の玉座」は妨害に加えて移動妨害も受け付けないが、同エリアのみ。
「刹那」はジャッジとラピッドを受け付けない。幅広く割り込みを許さない。
どれも便利で、甲乙つけがたい。

そして、タナトス取得の時点で変異の道はやや厳しい。
よって「刹那」の採用価値は十分にある。

 

・「必中」

かゆい所に手が届きそうで でもちょっと届かない微妙なスキル。
レギオンやホラーに効果がないのがまた、微妙な所。

勘違いされやすいがあくまで部位を選べるだけで、壊せるパーツまでは選べない。
サプリの新スキルによって、使いやすさは若干向上したが…
しかし、やはりサヴァント限定なので局地専用。

なお追加スキルの「断罪」とコンボが出来るが、白兵限定。
もしかしたら、思わぬ所で致命的な一撃を与える事も…あるかもしれない。
せめて攻撃成功で部位を選べるならまだしも、達成値「6」限定と言うのがもう……

とはいえ、ネクロニカは判定値操作手段であるジャッジが豊富なので
必中させたいなら、妨害も含めジャッジ手段を視野にいれておこう。

 

・歪「断罪」

(追加スキル 歪曲の舞踏 P40)

名前はかっこいいし、狂気判定せずに「6」にする。「必中」とコンボに出来て便利。
…だが、なぜかこちらは白兵攻撃限定
なんでや!射撃や砲撃でDANZAIできてもええやろ!

恐らくバランスの兼ね合いなのだろうが、やや癖が強い。
コストのデカい「対戦車ライフル」や、「ランチャー」
DANZAIできてもよくない?「ダイナマイト」断罪とか……

有用なスキルであることは間違いないが、勘違いされやすい点として
振り直しができなくなるだけであって、ジャッジによる支援や妨害の効果は乗る

つまり断罪のみだと「あし」で妨害されるだけで外されてしまう。
なので刹那の一撃か、己の「うで」で、絶対の結末を押し込んでやろう。

 

・歪「冥王」

(追加スキル 歪曲の舞踏 P40)

対レギオンスキルなのだが、レギオンから移動妨害されない、
攻撃を当てられにくいだけという、なんとも言えない効果。

もちろんパッシブ効果でコストはなく、
かつ、レギオンは大体の戦闘で登場するので効果は腐りにくいが、
基本、目の前のレギオンを無視して進軍or撤退は、あまり得策ではない状況のが多い。

レギオン限定の回避も一割上昇程度。せめて相手の移動自体も無効に出来たら…

しかしタナトススキルの中でも、まだ他クラスと組み合わせられる可能性がある。
例えるならそう……攻撃しない補助系サブタナトス(?)でも一応役に立つ……かも。

なお対レギオンスキルであられるが、最強のレギオンと名高い
スウォーム相手だと何一つ効果がありませぬ。
冥王(笑)

 

タナトス 総評

タナトスは、白兵火力を押していくスキルが多い。
しかし大体はクセがあったり、限定状況下で役に立つスキルであったりで、
実はかなり尖ったスキル内容となっている。

強化値もセンスを問われる所。改造は選択肢が多く
攻撃方面を伸ばしてもいいし、防御や補助を充実させてもよいだろう。

ロールプレイとしては、近接武器を振るう戦士なのでTRPGとしてはスタンダード
初心者もとっつきやすいが、中級者以上にはスキルを是非生かしてもらいたいクラスだ。

 

さぁ、君もタナトスで白兵戦闘に長けた、戦場の女神となりたまえ!

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