おはこんにちばんは。悶絶屍少女専属ネクロマンサーの平方野雪と申します。
この記事はTRPG「永い後日談のネクロニカ」の敵キャラクター、
「レギオン」の能力考察記事となります。
ネクロニカのゲームマスター、つまりNC専用データとなっております。
NCではない方には、興醒めの舞台裏でございますので、
貴方が「此方側」ではないと言うのであれば、是非とも
ご退出いただきますよう、お願い申し上げます。
尤も、貴方の内に昏い火種が燻っているというのであれば…話は別ですが。
ネクロニカって何?という方はこちらをご一読下さい。
ドール達をいたぶるために用意された、公式に用意された手駒共、
レギオンについて、平方NCの独断と偏見でレビューする記事です。
ガチ考察ではなく、読み物としての内容重視なレビューなので
良くも悪くも笑い飛ばして頂けると幸いです。
あなたの感性が、あなたのドールにとって一番大事なたからもの です。
この記事の内容は、あくまでも参考までにしてください。
ルルブ+サプリ知識がある前提なので、手元にご用意しながらお読み下さいね。
NC向け 用語解説
・手駒
NCの操る敵。あらゆる手段でドール達をいたぶるもの。
単なる敵以外にも、哀れなドール関係者などを出してやるのも一興。
・悪意
手駒のパーツの強さの指標。合計値が大まかな手駒の強さとなる。
パーツ獲得の際のレートであるが、必ずしも戦闘力に直結する訳ではない。
・パーツ
手駒のパーツは、取付箇所の縛りが存在しない。
しかし一部、取得不可パーツやスキルなど、禁止パーツも存在する。
・スキル
ドールのクラスやポジションのスキルも、手駒のパーツとして取り付ける事が可能だ。
その場合パーツのように扱われ、損傷もするし、破損したら効果は失われる。
・カルマ
ドール達に与える目標であり餌。アドベンチャーパートやバトルパートに設定する。
時にはドール個別に与えてやることも可能だ。
・勝利条件
バトルパートにおける、ドール達の勝利条件。
手駒の完全解体や、舞台から逃走などシナリオに適切なものを選ぼう。
・ドール
愛しき舞台の主役達。発注者の嗜好によってその性質は大きく異なる。
とはいえここの読者のドールは、愛しさの欠片もない殺戮兵器だ。こわ……
・レギオン
ざぁこ♥賑やかしに最適なエキストラ。一発当てれれば御の字。
ザコではあるが、ドールの関係者を混ぜたりなど無視させない配置がオススメ。
・ホラー
手駒の主力。ザコからボスクラスまで戦闘力は様々。
シナリオによって見た目を変えたりすると、臨場感がグッと上がる。
・サヴァント
ドールを引き立たせる為の造花。ドールと同じ知能を有し、部位が存在する。
ぶっちゃけ、同悪意だとホラーのが強くしやすいのはナイショだ。
・ネクロマンサー
ドールを創りし狂気の芸術家。厳密にはGMであるNCとは違う。
正体はシナリオによって様々だが、ドール達の旅の終着点にふさわしい存在である。
・追加パーツ
サプリメント「箱庭の物語」「歪曲の舞踏」を導入すると追加されるパーツ。
手駒に力と選択肢、それとドール達にさらなる悪意を与えるはずだ。
・増援
手駒専用の効果で、対象エリアに指定された手駒を現カウント-1で出現させる。
注意として、「手駒を減らす」記述がある場合で
実際レギオンが足りなかった場合、増援は現れないしコストだけかかる。
・精神攻撃
手駒専用の効果で、ドールに攻撃が命中した場合点数分狂気点を追加させる。
ジャッジによる出目操作は可能だが、ダメージではないので防御不可能。
大成功による追加ダメージは無いが、大失敗した際の自爆もない。
・オリジナル手駒の作成
手駒にはそれぞれ「基本体」という悪意がオトクなセットが存在する。
ただし悪意の端数が発生した場合、切り上げとなってしまうので注意。
例:悪意9.5→実悪意10
・公式シナリオ手駒
公式のシナリオには専用の手駒が存在するが、ネタバレは極力控え
あくまでもデータのみでの解説をする。
・カスタム案
先に言うが、手駒は戦闘力だけが全てではない。オリジナル手駒を作る際に
参考になるかもしれない独断と偏見の案を、各手駒に記載した。
『レギオン』
(ルールブック P129)
(箱庭の物語 P78)
手駒で一番クソザコで、演出上の数を出せるもの。
以下の特徴を持つ。(ルールブック P125~126)
・レギオンは「腕」や「脚」などの「箇所」を持たない。
・レギオンは、受けたダメージ分人数が減少する。
・レギオン専用攻撃は、レギオンの数が多いと連撃が付与される。
・1体でも、100体でも「連撃」に関する以外の能力は同じ
・「切断」「爆発」「全体攻撃」の付与された攻撃がレギオンに命中した場合、
それぞれダメージを2倍する処理が行われる。例えば
「爆発」+「全体攻撃」の場合4倍となった後、「防御」の処理が成される。
・ただし、「切断」「爆発」「全体攻撃」が無効化された場合、
ダメージ倍加の処理はなくなる。
・同名のレギオンが、移動後エリアに存在するのであれば「合流」が可能。
合流した場合、行動値の高い側に行動値を合わせ、人数を合算する。
ただし、合流による人数増加はカウント終了後に発生する。
・レギオンは、舞台上から逃走できない。
『レギオンの作成』
(ルールブック P140)
レギオン作成は公式で推奨されていないが、作成する場合以下の特徴を持つ。
・パーツを追加する場合は、「ゾンビ」が初期所持するもの以外、
全て2倍の悪意が必要となる。……との記載だが、倍加した計算が合わない為、
実際には「レギオン」が初期所持するもの以外であると推測される。
・悪意を1点増やすことで、行動値を1上昇させることが可能。
上限が存在するのかは不明。
『悪意1』
・「ゾンビ」
(ルールブック P129)
ざぁこ♥げきやす♥コストすかすか♥悪意1♥
ネクロニカで唯一悪意1で使える手駒であるが、もちろん弱い。
賑やかしで出したら瞬殺されてる、なんてこともよくある。
しかし「むらがる」の足止め効果は相当なもので、
近接ドールのいる場所に配置すると、ボス速攻を阻止できる。
煉獄、地獄にそれぞれ散らばらせておくのがベター。
ちなみに、「移動妨害」は自身にもかけられる。
「発勁」や「ワイヤーリール」で移動させられそうになった時も
むらがることで、移動を防ぐことができるのだ。
また、ゾンビクイーンなどのレギオン使役系手駒に搭載されている、
「増援」や、レギオンコンボマニューバで最安のコストとなる。
最弱ながらも、使い道は割と多い。
そして戦闘では超頼りないものの、演出面では優秀なプレッシャーを与え要因。
ドール達の生前のクラスメイトや、親戚などを混ぜたりすれば
あっという間に倒しにくい相手となる。
『悪意2』
・「ソルジャー」
(ルールブック P129)
遠距離攻撃の「一斉射撃」持ちで火力の高いゾンビ。
コストも高いので、雑な煉獄配置はオススメしない。
多少離れた地獄や、花園に配置してやるのだ。
煉獄のような、サンドバッグになる位置には安いゾンビで十分。
とはいえ、ザコには変わらないので、多少足止めや脅威を与えられたら御の字。
威力が威力なので、出目が走ると割と一部位を吹き飛ばしたりの奇跡も起こすかも。
兵士の集団と聞くと、あまりドールに関連性がないかもしれないが、
ドール側が、少女軍用アンデッドだったり、
あるいは戦争の、悲惨な記憶のカケラを押し付けられる。
他にも少年兵としてもいい。ほら、ブル○カとか、ド○フロとかさ。
こ、子供が戦争をするもんじゃない……!
こんな事をしていると、皆おかしくなってしまうぞ……!
・「ナイトメア」
(ルールブック P129)
かわいいザコ。放置されたら「うわごと」ロイドと化して苦しめてやろう。
射程が0なのが弱点で、大体がたたっ切られるのがオチだが、
「むらがる」があるので、まだ足止め程度にはなる。
実用性の面で考えると、精神攻撃自体は割と有効だが
レンジの関係上、「ソルジャー」より実用性はない。
しかし実用性はある(超速矛盾) まだ使える
え?もちろん、ドールの生前のお知り合いとして使えるって事ですよ??
あるいは、ドールのクローンを大量に出すのも面白い。 まだ使える
・「マガドリ」
(ルールブック P129)
足止めにもならないクソ鳥。レギオンの特権であった
「むらがる」と誉を失った、悲しき空飛ぶチキンナゲット。
今日、ケ○タッキーにしない?
一応、ルルブオンリー環境では唯一の行動値9レギオンで、
「はばたき」による低コスト高機動がウリ。
よって、初期は地獄などに配置し、近接による鷹狩りを回避した上で、
一気に花園まで突っこみハメd……射撃ドールをついばんでやるのだ。
FPSの鳥はすべからくうざい。真のクソ鳥パワーを見せてやろう。
楽園に射撃ドールがいる場合?めんどくさいから直接楽園に配置しよう(雑)
射撃ドールがいない場合?鳥いらねぇんじゃねぇかな
・箱「スウォーム」
(追加手駒 箱庭の物語 P78)
手駒の絵が完全に「アレ」な、人によってはもっとも狂気判定に近いヤツ。
故に参加プレイヤー次第では、描写が簡易的になってしまう悲しき定め。
嫌がるプレイヤーがいたら、簡潔な説明にしようね。
防御が一切無効な「無差別攻撃」という、ギミックめいた攻撃手段を持つため
レギオンの中で一際強力な強制力をもつ。「冥王」の天敵。
倒せるだけマシだが防ぐ手段がほぼない、ある意味最も凶悪なレギオンだ。
無数の肉食昆虫的なアレが襲いかかってくるのは、ドールじゃなくても嫌だろう。
戦闘後に長居させたくない場所でも、戦闘中にスウォームを出し
「戦闘後も、周囲にスウォームの気配がする」と添えるだけで誘導は楽になる。
レギオン 総評
種類は少なく、戦闘力も無いに等しいが、
舞台にレギオンがいるといないでは、戦況に雲泥の差がでる。
手駒の縁の下の力持ちであり、あっさり倒される役でもある。
はじめてのドール達に、自身の「特異性」を身を持って教えてやるのだ。
レギオンはアドベンチャーパートでも同じく、数を揃えた演出に有効。
如何にドールが強かろうとも、少女の心が枷になる。
如何にレギオンが弱かろうとも、数の暴力と恐怖はそう簡単に消せないものだ。
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