【5分で分かる】TRPGとはなんぞや?わかりやすく解説します!

TRPG初心者
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TRPGで一体なに?SNSでトレンドになってたりもするけど、
具体的になにをするものなの?
興味あるけどSAN値とかファンブルとか
専門用語も多いし敷居が高そう……
それに「TRPG界隈」とかが炎上してたりするのを
たまに見かけるし、怖いゲームなんですか……?

 

ですよねー!TRPGってイマイチ何するかわかりませんよねー!
正直昔は僕もよくわかりませんでした。でも大丈夫です。ご安心ください!
平方野雪(へいほうやせつ)と申します。

TRPGを10年以上遊んできた僕が、この記事で5分以内でわかりやすく、
そしてざっくりと解説します。
読み終わる頃にはTRPGとは何なのか、君は知ることになるだろう(予告)

それでは目次で結論を言いますが、TRPGとはッ!

 

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1.多人数で自由な物語を作りながら、対話を楽しむコミュニケーションゲームである!

長いよ!ってなるかもしれませんが……

要は「大人も本気でやるルールが決まったおままごと」なゲームです。
TRPG というのは三人以上から遊ぶことを推奨されていまして

一人がゲームマスター(以下 GM)という進行役になり、
残りはプレイヤー(以下 PL)として参加します。

GMはゲームの世界観に則った物語の進行とルールの裁定者として、
PLはその世界で生きるキャラクター(以下 PC)を作り主役として参加します。

よくある例えとしては、ゲーム機で遊べる剣と魔法のドラゴンなファンタジーゲーム。
GMは村人や王様というシステム側の登場人物を動かしたり、
スライムなどのモンスターを用意しPC達と戦闘させたりなど進行役。

PLは勇者や魔法使いなど物語の主役的なキャラクター(PC)となって、
人々の依頼をこなしたりお宝を求めたり、GMが用意した
モンスターと戦ったりして目標を達成するためにがんばります。

ここまでだとコンピューターゲームと変わりませんが、TRPGはここからが自由

あなたの想像力次第で、酒場で情報を調べたっていいし、
町中で困ってる人を助けて情報を得たっていい。

あなたの作ったキャラクターが「やりそうな事」「やりたい事」を提案することで、
GMや他のPLは更に展開や物語を膨らませていくでしょう。

 

ファンタジー世界の一例です

PL1
「何か仕事がないかな、この町に酒場はある?」

GM
「有名な酒場があるね、店の名前は雷槌亭。
かつて冒険者だったマッチョなマスターが経営している豪快な酒場だよ」

PL2
「いいね、そこで酒を飲みながら依頼とかの情報を集めよう」

戦士(PL2)
「マスター!エールを二つだ!」

GM
「ちなみに店の中は酔いつぶれた客でいっぱいだね」

マスター(GM)
「ウチのエールは強いぞ!ちびちび飲みな子猫ちゃん!」

魔法使い(PL1)
「トロールでも酔う『トロールバスター』ですね、
聞いたことがあります……」

 

このように自分のキャラクターを演技や操作することを広義で「ロール」といい、
それらを皆でテーブルを囲い楽しく、時には熱くトークすることを「テーブルトーク」。

TRPGは「テーブルトーク・ロールプレイングゲーム」の略なんですね。
なので「大人も本気でやるルールが決まったおままごと」という訳です。

 

2.あなたの好きな世界で自由なキャラクターや物語を作って遊べます!

 

自由に物語を作ったりロールしようって言われても

基準がわからないよ

 

だったら最強キャラ作って俺Tueeeeしていいの?

 

TRPGには一定の世界観や則るべきルールがあり、そしてゲームです。
なので必ずしも提案した、またはやりたいことができるとは限りません。

例えば
「普通の道を歩く」事は簡単でも、
「砂利道でモンスターにバレないよう物音を立てずに移動する」事は難しいですよね?

そしてそれも「誰が」やるのかにもよってまた変わってきます。
「軽装の盗賊キャラ」であればそこまで難しくはなさそうですが
「重装備の戦士キャラ」ではかなり難しいかもしれませんね。

あなたが作ったキャラクターには、
力の強さだとか素早く動ける敏捷さなどといった、能力や特徴が
ゲーム的なステータスで明確に数値化されます。

それらを使用して「うまくいくかどうかわからない」物事がどうなるかを
TRPGでは「判定」といい、
多くのゲームシステムでは、ダイスと呼ばれるサイコロを使用して、
出た目(以下出目)と、行うキャラクターの能力によってゲーム的に処理されます。

 

先程の一例の続きです

GM
「酒場のマスターは君たちを試しているようだね」PL2
「戦士は一気飲みするぞ!『トロールバスターだと!?
俺がバスターしてやるぜ!』」

GM
「OK、生命力チェックで酔うか酔わないか決めよう。目標値は8だね。判定を」
※目標値:キャラクターができるかどうか GM に定められた難易度の数値。
 大体のゲームでは同値以上で成功

PL2
「戦士の生命力は6もあるし余裕だな!」

サイコロの目
「1」

GM
「達成値7で失敗。戦士は飲み干した瞬間その場で倒れ込むように酩酊するね。
それを見てマスターはガハハと笑うよ」
※達成値:大体のゲームではキャラクターのパラメータとダイスの出目を足した数値。
 この場合は妖怪いち足りない

PL2
「ウッソだろ!?ああクソ……『トロールくらい俺がムニャムニャ……』」

PL1
「エールを魔法で解毒したら水にならないかな?
派手な動きしてる戦士の影でこっそりかけたって事で」

GM
「面白いね、いいよ解毒の目標値は6で魔法の判定をどうぞ」
※魔法使いの生命力は低いので簡単な方を提案する。
 エールを解毒魔法で水にするというルールはなかったが、GM が許せばこういったことも可能だよ

サイコロの目
「5」

GM
「魔法使いの魔力は5なので達成値は10。余裕で成功だね」

PL1
「よし、じゃあただの色付き水になったエールを、魔法使いは豪快に飲み干すよ
『では私はバスターバスターですね』」

PL2
「休載しそう」

マスター
「酔わないだと!?やるじゃないか!」

GM
「他のちびちび飲んでた客も驚いて魔法使いを称賛するよ、
今だったら何でも教えてくれそう」

 

こんな感じで遊んでいきます。

一概に最強キャラというのは作れませんし、
例え強く作れても判定次第でひっくり返ったりします。

今のは架空のTRPGでほんの一例ですが……

それらのキャラクターを作ったり、判定などのゲームのルール、
世界観が記載されているのがルールブックです。

 

3.動画サイトで有名なクトゥルフだけじゃない!王道RPGやニンジャモノまで色々

 

なんとなく遊び方はわかったけど、

どんな世界観やルールがあるの?

 

ルールブックによってPLやGMのやれる事、ゲームの進行方法、
専門用語もそれぞれ違ってきます。

有名なものでは以下の4つです。

 

「新クトゥルフ神話TRPG」

現代ホラー探索モノ。一般人が怪異に立ち向かう

【TRPG紹介】新クトゥルフ神話ってどんなルール?システムレビュー
結論から言うと新クトゥルフ神話TRPGは、人智の及ばぬ得体の知れない邪神絡みの 事件に巻き込まれる一般人ロールプレイが出来る、現代モノでホラーなTRPGです。 ・ダイナミックな1D100の判定と、より強力な上位成功のロマン ・好みに偏らない能力値で、毎回違うキャラクターで楽しめる ・無敵じゃない一般人のPCだからこそできる、ホラー演出 ・自由な発想とロールプレイができ、そして実行できるシステム ・体力と同等に、重要な正気度の存在

 

「ソード・ワールド2.5」

純ファンタジー冒険…ファンタジー世界を冒険

【TRPG紹介】ソード・ワールド 2.5ってどんなルール?システムレビュー
結論から言うとソード・ワールド2.5は、剣と魔法の王道ファンタジー世界で 王道な冒険モノが出来るTRPGです。 ・判定は2D6で、ルルブも入手が簡単 ・種族の個性が強烈 ・技能と戦闘特技で自分だけの組み合わせ ・シーンで区切られないシームレスな世界 ・PCをNPCに出来る「フェロー」 ・前版の2.0のデータも流用可能

 

 

「忍術バトルRPG シノビガミ」

現代のニンジャとなって使命を全うせよ

【TRPG紹介】シノビガミってどんなルール?システムレビュー
結論から言うとシノビガミは、光速で動ける超人ニンジャPCとなり 己の使命を果たすために、現代世界で暗躍するアクションTRPGです。 ・サイコロ・フィクションによる洗練されたゲーム進行 ・光速で動けるニンジャの超人アクションロールプレイ ・オリジナルの名前がつけられる奥義 ・ドラマチックな使命と内緒の秘密 ・PvPも可能な戦闘システム

 

 

「トーキョーNOVA THE AXLERATION」

サイバーパンクモノ。近未来の世界でB級映画

【TRPG紹介】トーキョーNOVA Xってどんなルール?システムレビュー
結論から言うと、トーキョーNOVAは近未来の東京っぽいサイバーな都市で 映画の主役のようなPCや、ロールプレイが出来るTRPGです。 ・判定はダイスではなく、トランプで行う ・キャラメイクは3つのスタイルを選ぶ ・3回まで使える必殺技の神業 ・プレイヤーが理解しやすいシーン制

もちろんこれらはほんの一例です!他にもたくさんのTRPGがあります!

 

4.遊ぶのに必要なものは3つ!ルールブック、遊ぶ仲間、時間と場所!

 

いろいろあるんだね、で……遊ぶのには何が必要なの?

まずはルールブックが必要です。
仲間内で一冊あれば一応ゲームは可能ですが、
ルールの確認などで時間がかかってしまうため、
一人一冊用意することをオススメします。

次に遊ぶ仲間が必要です。あなたも含め最低三人は欲しい所です。
二人だけでも遊べるTRPGもありますが、
多くのTRPGは三人以上~五人を推奨しています。

身近な友人を誘う以外にも、地域によってはTRPGカフェがあったり、
あるいはツイッターやSNSなどのネット上で募集をしていたりしますので
飛び込んでみるのもいいでしょう!

そして時間と場所です。
TRPGはかなり時間がかかります。楽しいと三時間などあっという間です。
それ以上の時間自由にできる場所も必要です。

とはいえ近年ネット上でTRPGを遊ぶプレイヤーも多くなってきているので、
LINEやDiscordといった通話ツールがあれば場所は難しくはないでしょう。

もし急な予定が入ったりしたなら必ず全員に連絡をしましょう。マナーです。
当日の体調は万全にした上でたっぷりのお菓子と飲み物を用意して遊びましょう!

 

5.最後にTRPGとは、楽しい創作遊びである!

ざっくりと話しましたが、以上がTRPGの大まかな説明です。
TRPGとは、大人も本気でやるルールが決まったおままごとであり、
多人数で自由な物語を作りながら、対話を楽しむコミュニケーションゲームである!

かっこいいロールをしたり、ひらめきのあるロールを見たり、
TRPG仲間たちとあれやこれやとエモいアイデア投げたり、
時にはヤジ飛ばしあったりしているのが
本当に楽しく、とてもエキサイティングなゲームなので
興味が沸いたら是非!飛び込んで来て頂けると嬉しいです!

もっと詳細なTRPGの準備や実際の流れは↓こちら↓

【オンラインOK】未経験でも分かるTRPGの遊び方【流れを解説】
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とはいえ……実際に飛び込みたくても、この記事だけじゃ
「詳細なTRPGの遊び方や選び方」など、
リアルな部分が抜けているので始めにくいですよね?

なので今後、当ブログではTRPG初心者や創作、
それらに伴うコミュニケーションなどに関するお役立ち記事を書きます。

・初心者でも安心なTRPGの選び方、
・失敗しないキャラクターやシナリオの作り方、
・周囲を唸らせるロールプレイのテクニック、
・コミュ症でも安心!抑えるべきマナーとコミュニケーションの取り方、
・TRPGに便利なツールのご紹介&使い方ハウツー
などなど……

なので興味がある方はぜひ当ブログ「平方ワールド」を、
ブックマーク&チェックして頂けると幸いです!

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