ソード・ワールドってどんなルールなんですか？
どんな風に遊ぶんですか？超簡単かつ一瞬で教えて下さい！
結論。RPGです。平方野雪です。
半分冗談ですが……実は初代がソード・ワールドRPGという名前なので半分正解です。
そこから時は流れ、現在ではソード・ワールド2.5が最新版という、
令和の今でも主流のTRPGになっています。
そんなソード・ワールドですが、この記事では5分で「こんなゲームなんだ」
と分かるように、細かい専門用語などをハブいて最新版の2.5を説明します！
ちなみに僕は2.0からのプレイヤーです。エルフの姫騎士やってました。
ルルブはこんな表紙です↓
結論から言うとソード・ワールド2.5は、剣と魔法の王道ファンタジー世界で
王道な冒険モノが出来るTRPGです。
表紙はソード・ワールド世界を作った「始まりの剣」の擬人化、
つまり世界そのものです。ちなみに剣は3本あり、
ルルブにはルミエル、イグニス、カルディアがそれぞれ描かれています。
タイトル通り、ソード・ワールドの世界は
意思を持った神剣が創り出した世界という設定です。
そして剣に触れた者達が神となったのですが、始まりの剣を巡る神々の戦いが起こり……
といった壮大な神話バトルの後の世界で、なんやかんやあって300年前に文明が滅び
現在、人間たちは蛮族と呼ばれる魔物に生活を脅かされています。
そんな中、プレイヤー達は冒険者となって蛮族を退治したり、世界を旅します。
いかにも剣と魔法といった世界観ですが、過去に滅びた機械文明の遺産が使えたり、
または弓矢だけでなく魔法銃を使う職業もあるので、ロールプレイの幅は広いです。
それでは、システム面をざっくり解説します！
1.6面ダイス2個のみ！ルルブも文庫本サイズと入手性バツグン
ソード・ワールドの最大の特徴は、判定をすべて2D6で行う所です。
2D6というのは、面が6つあるダイス（6、D）を2個使用するという意味で、
つまり、どこのお店でも売っている普通のサイコロ2個あれば遊べるという事です。
更にルールブックも文庫本サイズであり、他のTRPG（大体B5サイズが多い）に比べ
お値段も安く、本棚のスペースも取りません。
ルールブックは1から3まであり、
それぞれ載っているスキル技能や敵データのレベルが違います。
1巻は 1 から 6 レベル
2巻は 7 から 10 レベル
3巻は 11 から 15 レベル
なのではじめてTRPGに触れる場合や、冒険者の低レベル帯で遊ぶ場合は
1巻だけでも十分です。もっと高レベルで遊びたい！
といった際に順次用意する、でも遅くはありません。
はじめる際の敷居がとにかく低いのが、ソード・ワールドの特徴の一つです！
2.種族によって大きく変わる能力値！運要素もあるよ！
冒険者は人間やエルフといった「種族」と、
どういった家柄なのかを表す「生まれ表」を選ぶと基礎能力値が決まります。
最後に種族ごとに決まった「ダイス」を振り、出目が能力値に加算されます。
なので同じ種族、生まれを選んでもキャラクター毎に能力が違うということになります！
それだけでもソード・ワールドのPCは個性の塊ですが、
さらに種族によって種族特徴という特殊能力が存在し、ガラっと変わります。
例えば人間は、ゲーム内時間で1日1回だけ自分のダイスの目をひっくり返せたり、
エルフは、暗闇でもペナルティを受けない暗視や、水中で長時間活動できたりします。
なので例えば同じ魔法使いであっても、
人間は不利な出目をひっくり返して有利にさせたり
エルフは水中でも魔法を唱えられたりなど、種族によっても違ってきます！
種族は基本ルルブ1だけでも、人間やエルフ以外にも
ファンタジー定番のドワーフや、兎の獣人タビットなども含め合計7種族。
ルルブ2、3にも追加種族がいる上に、
サプリメントという追加データ本にも新種族はいます。
お気に入りの種族を探すのも楽しみの一つですね！
種族の違いに関してざっくりまとめると次の通りです。
・種族特徴（特殊能力）
・初期習得言語（エルフ語とかドワーフ語とかあります）
・選択不可の技能（種族によっては出来ない職がある）
3.職業である技能と、戦闘特技で君だけの組み合わせを作れ！
職と言っていましたが、ソード・ワールドでは「技能」と言います。
技能は大きく分けて「戦士系技能」「魔法使い系技能」「その他系技能」の3種類があり、
それらの有無によって戦闘や探索など、キャラクターの出来る事が決まります。
戦士系技能は「武器を使って戦う」
ファイター、シューターなど
魔法使い系は「魔法を使う」
ソーサラー、プリーストなど
その他系は 「上記以外の形で冒険の役に立つ」
スカウト、セージなど
技能はそれに応じた能力を与え、経験値を消費しレベルを上げることができます。
レベルが上がるとより強力になったり、魔法の種類が増えたりします。
技能は経験値が許す限りいくらでも習得可能ですが、当然敵も強くなるので
「メインの技能+その他系」といった形がベーシックになります。
更にキャラクターは技能とは別に、戦闘特技という特殊能力を持ちます。
これが実に多種多様で、その全てが戦闘に役立つものです。
例に上げると
・魔法や射撃を誤射しない
・味方をかばう
などなど……
ただし、戦闘特技は技能と違い、限られた数しか習得できないので、
なんでもできるキャラにはできません。
パーティの得意不得意を互いに補いましょう！
4.魔法や能力の効果時間は全て時間刻み！シームレスな世界を楽しもう
ソード・ワールドの魔法やアイテムの効果時間は、全て詳細に決められています。
そもそもOPシーンや戦闘シーンといった「シーン」という概念がないので、
例えば、人間の種族特徴は「ゲーム内時間で1日1回」だったり、
強化魔法は3分間、1分間、1時間など魔法やアイテムによってバラバラです。
とはいえ、戦闘はラウンド進行で行われ、1ラウンドは10秒と決まっているので、
そこまで複雑ではありません。
なので戦闘前に、
「効果時間の長い強化魔法をかけてから戦闘に挑む」
といった事も可能です！
ちゃんとPC達が敵に先制できれば、ですが。
5.自分の冒険者をNPCに！？フェローシステム
ソード・ワールド2.5から追加された「フェロー」ですが、
簡単に言うと「PCをとても簡略化されたお助けNPC化」し、
他の卓のセッションに登場させる事ができるシステムです。
戦闘行為もできますが、行動の全てがダイスで決まるため
中身入りのPC達より活躍出来ないことが殆どです。
とはいえSNSやネットを通じて、他のプレイヤーが作成したPCと共に
冒険するという面白い方式を公式で導入したのは現代ならでは、でしょうか。
6.2.0のサプリが使える！追加データの量は膨大！
ソード・ワールド2.5は、旧版の2.0のデータがそのまま流用できます。
2.0から2.5になる間には10年間あり、その間に発売されたサプリメントも多数。
やろうと思えば、10年間の膨大なデータを使って遊ぶことも可能です。
そして2.5は今もなお新作のサプリが出ています……この意味がわかりますか？
つまり、これまでもこれからも
初心者も、熟練者も満足できるシステム。
それがソード・ワールドというTRPGなのです！
7.最後にまとめ2.5
繰り返しになりますが、ソード・ワールド2.5は、剣と魔法の王道ファンタジー世界で
王道な冒険モノが出来るTRPGです。
・種族の個性が強烈
・技能と戦闘特技で自分だけの組み合わせ
・シーンで区切られないシームレスな世界
・PCをNPCに出来る「フェロー」
・前版の2.0のデータも流用可能
以上の点から、広大な世界の
異世界ファンタジーを楽しみたいあなたへオススメです！
コメント