【8番出口】映画公開記念として異変が追加された間違い探し系ホラゲー【The Exit8】

この短い体験型ホラゲで映画化するってすごくね　平方野雪です。

皆さんは、2023年11月にSteamにて販売されて以来、一日で3万本
24年4月時点で50万本売れ、さらに25年8月に映画化までされた
「8番出口」をご存知でしょうか。

こちらの記事で解説してます↓

【8番出口】今さら聞けない世界を席巻した間違い探し系ホラゲー【The Exit8】

おはこんにちばんは、今年は実況多めと宣言してたのを思い出した平方野雪です。皆さんは、2023年11月にSteamにて販売されて以来、一日で3万本24年4月時点で50万本売れた、個人開発のウォーキングシミュレーター「8番出口」をご存知でしょう...

今回は、公開された映画に関して軽く解説しながら
原作のゲームで追加された異変を動画で紹介します。

目次（タップでGO）

映画化された「8番出口」
原作ゲーム「8番出口」とは？
映画『8番出口』のストーリーと見どころ
キャストとスタッフ
異例のヒット理由
映画まとめ
原作の追加異変

映画化された「8番出口」

無限ループの恐怖がスクリーンに蘇る異例のヒット作

この映画は、インディーゲームの世界的ヒット作を原作にした実写化作品で、
二宮和也主演のサスペンスホラーです。

公開直後から大行列が続き、興行収入も爆発的に伸びています。
ゲームファンならずとも、日常の「迷子」体験をホラーに昇華させた
独特の世界観に引き込まれるはず。

ネタバレを最小限に抑えつつ、ストーリー、キャスト、制作秘話、
ヒットの理由まで掘り下げてみます。

余談ですが、映画公式ページに異変探し要素があって
遊び心があるなと思いました。

原作ゲーム「8番出口」とは？

世界を魅了した脱出ホラーの怪作

まず、原作のゲームのおさらいです。上記の記事でも簡単に触れましたが……

『8番出口』は、2023年にインディーゲームクリエイターの
KOTAKE CREATEが個人制作でリリースした作品です。

ジャンルは「脱出ホラー」で、プレイヤーは無機質な白い地下通路を歩き続けます。
天井に「出口8」の看板が掲げられていますが、いつまでも出口にたどり着けず
同じ場所をループしていることに気づきます。

壁に書かれた謎の「ご案内」ルールに従い、
通路の「異変」（微妙な違和感や異常）を探して進むか引き返すかを判断
見落とすとループが続き、正しく進めば8番出口に近づく……という
シンプルながら中毒性の高い仕組みです。

この8番出口はリリース直後からSteamなどで爆発的人気を誇り
累計販売本数180万本を超え、世界的なブームを巻き起こしました。

なぜそんなにハマるのか？
それは「バックルーム」（無限に続く不気味な空間をモチーフにしたホラー）の
影響を受けつつ、日常の地下通路を舞台にしている点。

誰もが経験する「駅の出口迷い」を、静かな恐怖に変える天才的なアイデアです。
ストーリーは無く、プレイヤーの想像力で補完されるのが魅力であると言えます

ホラー要素と言っても、派手なジャンプスケアではなく
心理的な不安を積み重ねるタイプの恐怖要素で
クリア後も「本当に抜け出せたのだろうか？」と余韻が残ります。

余談ですが、8番出口の元ネタになっているバックルームの解説記事も書いてます↓

https://heihouworld.com/ai-backrooms-commentary/

映画『8番出口』のストーリーと見どころ

そんな8番出口を活かした実写化映画版は、
このゲームを基に、原作にないストーリーを加えて制作されました。

監督はトッププロデューサーとしても知られる川村元気
（『告白』『君の名は。』などのヒット作を手掛けた人物）

脚本は平瀬謙太朗が担当し、ゲームの「ループホラー」を基調にしながら
主人公のバックストーリーを織り交ぜて深みを増しています。

映画の公開日は2025年8月29日で、全国の東宝系劇場で上映中。
IMAXやMX4Dなどのプレミアムシアター対応で、没入感が抜群です。

あらすじ（ネタバレなし）

主人公の「迷う男」（二宮和也）は、地下鉄の改札を出て白い地下通路を歩き始める。
蛍光灯の無機質な光、足音の反響……いつまでも「8番出口」に着かない。
すれ違う同じスーツ姿の男（河内大和）に違和感を覚え、
自分がループしていることに気づく。

そこで見つけた壁の「ご案内」

「異変を見逃さないこと」
「異変を見つけたらすぐに引き返すこと」
「異変が見つからなかったら引き返さないこと」
「8番出口から外に出ること」

これを頼りに、微妙な「異変」を探しながら進むが、
次第に通路の異常がエスカレートしていく。

見どころは、ゲームの「異変探し」を視覚的に再現した部分であり
原作ではプレイヤーが自分で気づく要素を、映画ではカメラワークや音響で強調。
例えば看板の微妙なずれや、歩く男といった不気味な存在感が恐怖を煽ります。

川村監督はインタビューで、「黄色い看板を『2001年宇宙の旅』のHALのように
神聖な存在として描いた」と語っており、SFホラーのニュアンスも加わっています。

また、原作にない主人公の設定（喘息持ちでストレスが溜まる）が、
二宮の演技を引き立て、単なるホラーから人間ドラマへ昇華。

ループの繰り返しが、精神的な崩壊を描くのも秀逸です。

キャストとスタッフ

豪華布陣がゲームを「映画」へ昇華

主演：二宮和也

ゲーム好きとして知られる二宮が、初期段階から脚本に参加。
喘息持ちの設定は彼のアイデアだそう。
記者会見では「一歩間違えたら東宝出禁ですよ（笑）」とユーモアを交え、
大ヒットに安堵の表情を見せました。

歩く男：河内大和

原作の「おじさん」を演じ、不気味さと再現度の高さがSNSで絶賛。
静かな存在感がホラーの鍵。というかあまりにもゲーム内そのものすぎない？？？

監督：川村元気

プロデューサーから初監督作。
カンヌ国際映画祭のミッドナイト・スクリーニング部門でワールドプレミアを迎え
8分のスタンディングオベーションを獲得。
映画史の文脈を意識したというだけあり、クオリティが高い。

音楽：中田ヤスタカ

コラボソング「88888888」（PiKi feat.）をプロデュース。
MVも作品の世界観にマッチ。

スタッフのこだわりが光るのは、美術と音響。地下通路のセットは本物そっくりで、
フォトスポットイベント（8月8日にOMOTESANDO CROSSING PARKで開催）でも
再現されました。

異例のヒット理由

ホラー映画なのに家族連れが多く、興収20億円突破の秘密

公開3日で興収9.5億円、2週目で20億円超えと、
2025年実写映画No.1の快挙を成し遂げ、ホラー映画として
異例のロケットスタートを切った本映画ですが、理由がいくつか考えられます。

・ゲームブームの波及

原作のファン層が劇場に殺到。実写化発表時（2024年12月）に
Twitterでトレンド1位になるほど話題になりました。

・二宮効果と口コミ

主演の人気に加え、SNSで「異変探しがクセになる」「カンヌで総立ち！」と拡散。
初日から長蛇の列。

・心理ホラーの新鮮さ

派手なホラーじゃないのに、日常の不安を刺激。東洋経済の分析では、
「国宝」超えの初速で、幅広い年齢層にアピールしたとのこと。

・タイアップの工夫

ノベライズ本（川村元気著）がベストセラー1位。
キャンペーン（#映画８番出口の出口）でグッズプレゼントも。

・ただし、注意点

原作でもありましたが、地下通路内に水が押し寄せるシーンがあり
津波を想起させる描写でPTSD持ちの人から「閲覧注意」の声が上がりました。

この件に関して公開4日目に公式サイトで注意喚起が追加されましたが、
とはいえ、事前アナウンス不足とのことでSNSなどでも話題になりました。

ゲーム版は赤く血のような洪水だったものが、映画では3.11を連想させる
泥水濁流+瓦礫の改変になったそうです。

映画まとめ

日常の恐怖を再発見

必見のループホラー『8番出口』は、ゲームのシンプルさを活かしつつ
映画ならではのドラマと視覚効果で進化した傑作であるといえます。

無限ループの絶望感が、現代のストレス社会を映す鏡のようで
観終わった後も地下鉄が恐ろしくなってしまうかもしれません。

ホラー初心者にもおすすめですが、津波シーンはご注意を。
興収もまだまだ伸びそうなので、劇場で体感してみてはいかがでしょうか。

次の1番、2番……と進んでいきます。最終的に8番出口に到達したのち、
8番出口で正解すると、見事地上へ脱出しクリアです。

原作の追加異変

といった感じの映画が公開された同日、原作の8番出口にもアップデートが入り
新たな異変が5つ追加されました。

実況プレイしたので見て♥（宣伝）

YouTuber動画

【8番出口:Steamストア】
https://store.steampowered.com/app/2653790/

【マイニンテンドーストア】
https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000079120.html