エナジードリンクの効果とは?カフェインは危険なのか?缶これおじさんが解説

エナジードリンク
スポンサーリンク

おはこんにちばんは 最近エナジードリンクの缶にハマり
エナドリ缶をこれくしょんするおじさんと化した、平方野雪です。

他の老舗や、専門サイトに比べたら若輩者ですが、
現在のエナドリ缶コレクションはこんな感じです。

実はエナドリじゃないのも割と混じってますが、
僕は缶をコレクションしたいおじさんなのでOKです。

 

エナジードリンクってどんなイメージ?

さて、皆さんはエナジードリンクと聞いたらどんなものを思い浮かべるでしょうか?
日本で有名なエナジードリンクと言えば
レッドブルモンスターエナジーZONe ENERGYでしょうか。番外編にオロナミンC

 

次に、それらのエナジードリンクにどんなイメージがあるでしょうか?
だとか、カフェインだとか、悪影響だとか、値段が高いとか……
各々が、様々なイメージを抱いてるでしょう。
特に、影響に関して気になる方もいらっしゃると思います。

ですが結論としては、エナジードリンクは只のジュースなので
「飲みすぎなければOK」です。

皆さんが心配なカフェインの含有量も、缶コーヒーと変わらないし
糖分だって、コーラなどの清涼飲料水と大差ありません。

しかし、試しに「エナジードリンク」で検索してみると
こんな感じの関連ワードサジェストになります。

なんだか……とんでもないですね!
なんだよ「体に悪いランキング」って!なんでそんなもの調べるんだ……

とまぁ、こんな感じで記事のタイトルにもしましたが
多くの方が「エナドリってなんかヤバそう」な漠然としたイメージを持っています。
「エナジードリンク 死亡」なんてのも検索されてますしね、
体に悪そうなイメージが、なんとなくあるのではないかと思われます。

正直僕自身も、かつてレッドブルやモンエナが流行り始めた頃に漠然と、
「なんかヤバい上に高いジュースなんだなぁ」というイメージを持っていました。

ネット上でも不安や、なんかすげぇ効果を煽るような記事が多く、
当時は「医者は体に悪いのを知ってるから、エナドリを絶対飲まない」みたいな
今思えば何の根拠もないたった一つの記事を、最近まで鵜呑みにしていました。

ですが、僕自身も色々調べた結果……やはり「飲みすぎなければOK」な飲料です。
飲み過ぎとはどのくらいかというと、成人男性であれば1日に約2本程度なら、
カフェイン中毒をパスしています。

カフェインの致死量だと20本近く飲まないといけません。
というか、それだけの量はエナドリじゃなくてもいろんな意味で危険です……

なので、この記事では、そもそもエナドリって何?レベルからの知識や
含まれている成分などの観点から、エナジードリンクをざっくりと解説していきます。

スポンサーリンク

1.そもそもエナジードリンクの定義とは

実は、明確な定義がないんです

いきなり根底を覆してしまうような出だしですが、
実はエナジードリンク自体に、何かしらの規定や定義はありません。

多くの場合、カフェインや各種ビタミンなどの成分入の炭酸飲料が
エナジードリンクと称される「清涼飲料水」事が多いです。

つまり、「これはエナジードリンクです!」と販売されたら
それがエナジードリンク
になります。

実はジュースの缶の下部とかに書いてあったりします。缶をもう一度見てください↓
モンエナやZONe缶の下部に「エナジードリンク」と書かれてるのが見えますでしょうか。

モンエナは「炭酸飲料/エナジードリンク」と書いてますね。
そう、繰り返しますがエナジードリンクって自称なんです。

画像右端のオロナミンCは、ちっちゃ~く「炭酸飲料」と書かれてます。
エナドリではないですからね。栄養ドリンクともまた違います。

というのも、これは僕が勝手に言ってるのではなく
一般社団法人全国清涼飲料連合会という、簡単に言うと
「日本の飲料水をあれやこれや守ろうぜ」的な、元農林水産省所管の一般社団法人が
そう言っているのです。↓

Q.エナジードリンクとは、どのようなものですか?

A.エナジードリンクについては法律などでの明確な定義・基準はありません。

現在、日本では、カフェインやアミノ酸、ビタミンなどの成分が入った炭酸飲料を「エナジードリンク」と称すことが多いようです。 清涼飲料水ですので、「滋養強壮」などの効果効能を訴求することはできません。

妊婦の方やカフェインに敏感な方等は摂り過ぎないように留意してください。なおお子様には飲用をお勧めしておりません。ご心配な方は医療機関へご相談ください。

出典:清涼飲料水Q&A

 

んじゃ、エナジードリンクってなんなん……?
法律で定められてないならヤバくね……?
と思うでしょう。では次にどんな成分が含まれてるか見てみましょう。

 

2.エナジードリンクに含まれている成分とは

まず始めに、違法だったり人体に危険な成分は含まれていません!

ご安心ください。日本国内でそのような成分が含まれている
エナジードリンクというのは存在しません。海外はシラネ
というか、そんなものが販売されていたらあっという間にしょっぴかれているでしょう。

実際にレッドブルを飲んだとしても、翼を授かったりしませんですし
未知の領域に入った感じもしません。本当に普通のジュースです。
100年前のコカコーラにはコカインが入っていましたが……
もちろん現在のには含まれてません。

そもそも、エナジードリンク代表格であるレッドブルも、
日本国内で販売するにあたって、日本の法律で通るように
成分配合が微妙に変わっていたりします。

しかし、そういった部分で成分が変更されてたりもしますが、
「エナジードリンクだからこれが入っている」というのはありません……

アルギニンだとかのアミノ酸や、
ナイアシンを含めたビタミンB群、
ものによってはタウリン、マカ、ムクナエキス、ガラナエキスなどなど……
実に多用な成分が含まれていたりします。

ですが、多くのエナジードリンクには、皆さんご存知のあの成分が含まれています。

それが、カフェインと糖分です。

 

3.エナドリの成分で注目を集めているのは、カフェイン

そもそもカフェインとは

コーヒーやお茶などに多く含まれる成分で、
適量であれば眠気覚ましや、興奮作用による疲労感軽減、
利尿作用によるむくみ低減などをもたらします。

さらに薬として処方される無水カフェインは、片頭痛への治療薬としても使われたりなど
それ単体は何も悪い成分ではありません。

しかしながら、何事も適量を超えるとアウトです。
毒と薬は紙一重というように、カフェインの過剰摂取はカフェイン中毒なる
症状を引き起こします。

カフェインの軽度の中毒症状は、以下の通りです。↓
「めまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠、
消化器管の刺激により下痢や吐き気、嘔吐」

で、具体的にどの量から中毒を起こすのか、というのが厄介なことに、
アルコールと一緒で、人によって許容量がバラバラなので……
日本では量が定められておらず、キヲツケテネ!としか言われません。

 

カフェインの1日あたりの推奨摂取量
しかし海外では、カフェインの1日あたりの推奨摂取量が決められています。
カナダ保健省によるカフェインの推奨摂取量(2012年発表)は、以下のとおりです。
・成人    :400mg以下
・妊婦、授乳婦:300mg以下
・10~12歳児 :85mg以下
・7~9歳児   :62.5mg以下
・4~6歳児   :45mg以下

ただし、あくまでも参考程度にしかなりません。
この量までだったら絶対に大丈夫、というものではないのであしからず。

 

エナジードリンクに含まれるカフェイン

では、肝心のエナドリにカフェインがどの程度含まれているかという事ですが……
ここでメジャーな3社のエナドリを見てみましょう。

エナドリに含まれるカフェイン

レッドブル250ml(1缶)
=80mg(100ml=32mg)

モンスターエナジー355ml(1缶)
=142mg(100ml=40mg)

HYPER ZONe ENERGY400ml(1缶)

=150mg(100ml=37.5mg)
(ただしZONeはボトル缶以外だと75mgであることが多い)

と、上記を見ると成人であれば大体1日に2本くらいまでは良さげな感じですが
当然他の飲食物にもカフェインが含まれているので、飲み過ぎには注意ですね。
それと、エナドリの中でも「カフェインレス」のものがあったりします。

ちなみに、コーヒーやお茶にもカフェインが含まれています。

番外編カフェイン含むドリンク

ドリップコーヒー100ml
=60mg

玉露100ml
160mg

緑茶、煎茶/ほうじ茶/ウーロン茶100ml
=20mg

……ん?160mg??100mlで???
えーっと、仮にモンエナの355mlと同等の量の玉露を飲んだ場合……

100ml=355ml→3.55倍

160mg*3.55=568mg

 

ギョギョ~~~~~ッッ!!!
カフェイン中毒待ったなしでギョクロ~~~~~ッ!(雑な語尾)

玉露の飲み過ぎには注意しましょうね。
100mlでそれとか、エナドリなんて目じゃねぇわ!!!!

 

カフェインの結論

ぶっちゃけコーヒーや玉露の方が、カフェイン量は多い
とはいえ成人男性でも、1日2本程度にしておきましょう。

 

4.エナドリのもう一つの成分である糖分

正確に言うと「糖質」

糖分とは「甘いもの」全般を指す言葉なので、成分的に言うなら
「糖質」です。ビールとかのCMで「糖質ゼロ」とか聞きませんか?

糖質は炭水化物を構成している成分であり、摂取しすぎると「太る」という事で
ダイエット中の方からは、親の仇かのように嫌われていますが
本来は人体のエネルギーとなる、生きる上で必要不可欠な存在です。

ジュースの缶には「炭水化物」という表記で栄養素が乗っています。が、
実は炭水化物には「食物繊維」も含まれているため、正確な糖類のグラム数は
炭水化物から食物繊維を引いた量になります。

清涼飲料水の表記では「炭水化物」までは義務付けられていますが、
メーカーによっては糖類の数値まで乗ってたりします。

メジャーどころではZONeというかサントリーは「糖類」との表記がありますね。

 

エナジードリンクに含まれる糖質

エナドリなどの清涼飲料水に含まれる糖質

レッドブル250ml(1缶)
=26.75g(100ml=10.7g)

モンスターエナジー355ml(1缶)
=46.15g(100ml=13g)

HYPER ZONe ENERGY400ml(1缶)

=48g(100ml=12g)

オロナミンC120ml
=19g(100ml=約15.8g)

コカコーラ350ml
=39.55g(100ml=11.3g)

※白米1膳大体160g
=約60g

意外にも100ml換算だと、オロナミンCが一番多いですね。
これだとピンと来ない方もいらっしゃるでしょうから、よくある角砂糖で例えましょう。
角砂糖が1個3.3gとのことなので、一本辺りで換算すると……

 

角砂糖換算(1個3.3g)

レッドブル   約8個
モンエナ    約14個
ZONeボトル 約14個
オロナミンC 約6個
コカコーラ   約12個
白米160g  約18個

とまぁ、こうしてみるとエナジードリンクだからといって
特別にぶっ飛んだ程、糖分が多くはないことがわかります。
角砂糖に換算すると多く見えますが、実は白米よりかはエネルギーとしては少ないです。

とはいえ、あくまでも白米と比較すればの話なので
糖質の観点からも、エナジードリンクの過剰摂取は控えたほうが良さそうです。

 

糖質の結論、糖質は必要なエネルギー

繰り返しになりますが、糖質というのはそもそも生命維持に必要なエネルギーです。
確かに摂取量が多ければ肥満の原因にもなりますが、逆に少なすぎても
血糖値を補うために、体の筋肉を分解してでもエネルギーを補おうとします。

脳は常に糖分を燃料として使用しており、脳だけで1日に約120gもの
糖分を消費するとか。なので不足してしまうと思考力の低下や
注意力が散漫になったりします。

カフェインと違ってこちらは必須なエネルギーなので、うまく付き合いましょう。

 

4.エナジードリンクは本当に体に悪いのか?

よく聞く死亡事故ですが、アレはフェイクニュースです

よくエナジードリンクを飲みすぎて死亡という、検索歴も多い死亡事例ですが
アレはフェイクニュースです。

エナジードリンクに含まれている、カフェインや糖質を見ていただいたら
分かると思いますが、他のコーヒーや清涼飲料水となんら変わりません。
飲みすぎれば、エナジードリンクに関わらず具合が悪くなるでしょう。

カフェインの量も、ml辺りの含有量はコーヒーより少ないので
逆にエナジードリンクを飲んで死亡すること自体、かなり難しいと思います。

「危険な成分が含まれているんだろう!」という陰謀論みたいなのも見かけますが
冷静に考えてくださいね。そんなものがそこら辺のジュースと一緒に
売られてるワケがないじゃないですか。

 

恐らくは血糖値が関係してるかも?

エナジードリンクを飲んで調子が悪くなった、逆に眠くなったというのは
恐らくですが血糖値が関係しそうです。

通常は、吸収された糖を分解するために「インスリン」というホルモンが分泌され
血糖値が正常に保たれるのですが、

例えばエナジードリンクなどを眠気覚ましの目的や、パフォーマンスなどで
一気に多く摂取してしまうと、血糖値が急上昇。

急上昇した血糖値を下げる為に、インスリンが大量に分泌され
今度は反動で血糖値が急低下し、低血糖状態に。
すると強い眠気や倦怠感を感じたり、手足のしびれや
ストレスが溜まりやすくなったりと、むしろ逆効果に……

また、この血糖値の急激な上下は「血糖値スパイク」という
血管に負担を与え、心筋梗塞や脳卒中による突然死のリスクが高くなるとのことも。

 

少し脱線しました。このように、エナジードリンクに限った話ではないのですが
暴飲暴食、短期間での過剰な摂取、そしてエナドリという特別感への思い込みプラシーボ
悪影響を引き起こし、その結果

「エナジードリンクを飲んで調子が悪くなった」
「だからエナジードリンクは体に悪い」

といった声が上がるのかもしれません。
しかしながら、それはエナジードリンクに限った話ではありません。

 

5.最後に

エナジードリンクは只のジュース

繰り返しの結論としては、エナジードリンクは只のジュースなので
「飲みすぎなければOK」です。

皆さんが心配なカフェインの含有量も、缶コーヒーと変わらないし
糖分だって、コーラなどの清涼飲料水と大差ありません。
逆に、エナジードリンクだから効く。といった事も成分的にはないでしょう。

 

それでもエナジードリンクを飲む理由

ですが、エナジードリンクには唯一無二の魅力があります。
それは、「エナジードリンクを飲む」という体験です。
記事の冒頭で、エナドリ缶のコレクションを見ましたでしょうか。
あれこそが僕がエナドリを飲む理由であり、エナドリでしか得れない体験です。

また、血糖値の部分で少し触れましたがエナドリという特別感
これはなんだかんだ言って重要です。

値段が高いジュースを飲んでいる。
みたいな、ド派手でエネルギッシュなデザインの缶ジュース。

成分などが普通であったとしても、あの独特の酸味と甘味の炭酸はクセになります。
また、モンスターエナジーを筆頭に非常に多用なフレーバーが楽しめたり、
中には特定のアニメなどとコラボした「コラボ缶」といったものもあったりします。

コラボ缶は見た目はもちろんですが、味も専用のフレーバーだったりするのもあるので、
作品のファンも、そうでなくても味から作品に興味を持つこともあるでしょう。

日常的に飲んでる人も、エナドリを危険だと思いこんでいた人も。
普通のジュースよりちょっと高い、少し特別を。

適度な付き合いで楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました